未払い残業の請求

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課題(相談内容および労務管理状況)

真面目に働いていた従業員から突然

「過去二年間の残業時間に対して、残業手当が少ないので支払ってください」と言われました。

支払いがないと、労働基準監督署に報告するとのことで、対応に困っています。

ご提案内容

従業員が主張する労働時間が間違っている可能性がありますので、

  1. 過去のタイムカードを確認し残業が本当にあったのか
  2. 残業の申請をせずに勝手に行っていなかったのか
  3. 残業があったとしても主張している残業時間が正しいのか

順番に精査をしていきましょう。

過去の判例に「勤務時間中に毎日1時間は喫煙休憩を勝手に取得していた為、その時間は未払い残業代の計算から除外された事例」があります。

解決後の結果

従業員から請求された金額から減額することはできたが、一部未払い残業があったことが発覚したため、その金額を従業員に支払い、納得をしてもらった。

日々の労働時間管理ができていなければ、同様の問題が将来起こり得るため、今後の労務管理体制を見直していただいた。

本件に対する社会保険労務士のポイント解説

未払い残業請求を事前に防止するために

  • 勤怠システムを使い日々の労働時間を可視化する
  • 中抜けする時間がある場合は休憩時間としてカウントするルールを作る
  • 残業する際は上長の許可制にするなど勝手な残業を認めない

などが効果的だと考えられます。日々の労務管理の参考にしていただければ幸いです。

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